高齢者の腰の痛み圧迫骨折かもしてません!!

こんにちは!!

最近腰痛で通院される高齢者の患者様が増えてきました。腰痛といっても痛みを出している原因は筋肉・神経・関節・骨と様々あり、今回はその骨の部分についてお話したいと思います。

圧迫骨折!!聞いた事がある方はいらっしゃると思います。圧迫骨折になってしまう原因としては骨がもろくなり自分の体重を筋肉・骨でしっかし支えられなくってしまった結果、骨に負担がかかり過ぎてしまい骨が潰れてしまう事で起こります。また、骨粗鬆症の方は特になりやすいです。女性は閉経後骨がもろくなりやすいので注意が必要です。

現在腰痛でお悩みの方!以下のチェック項目に該当する方は要注意です

1.腰・背中の痛み方が少し違う

2.痛みが1週間近く続いている

3.起き上がる時に痛みが増す

4.寝返りを打つと痛みが増す

5.前かがみになると痛みが増す

6.歩いていると痛みが増してくる

7.安静にしていると痛みがやわらぐ

8.軽く背中・腰をたたくと響いてくる感じがする

該当する方は圧迫骨折の疑いがありますので一度検査を受けた方がいいと思います!

また、この症状が起こる前に尻もち、重い物を運んだ、などがある方は更に要注意です。

圧迫骨折の治療法は基本的には保存療法です!ギブスやコルセットで固定し、安静をして骨が癒合するのを待ちます。電気療法や超音波療法で痛みの緩和と骨癒合を促す治療を入れていくのも良いと思います。痛みが強く続く場合は鎮静剤を投与してくれます。保存療法で骨の癒合が悪かったり痛みが続く場合は手術となるようです。

治療をしないとどうなるのか、

・徐々に腰が曲がってしまいます。

・骨が曲がることによって姿勢が悪くなり日常生活動作がきつくなり、その結果慢性腰痛、新たに頚・肩・膝の痛みが出てくる可能性があります。

・放置したことにより骨折したところに負荷がかかり続け更に状態が悪くなり、神経を圧迫し腰・足に神経症状を発症する可能性があります。

・状態の悪化で最悪の場合寝たきりになってしまう方もいらっしゃいます。

高齢者だから腰ぐらい痛くなるとか、安静にしていたらそんなに痛くないから、病院に行くのが面倒くさい、など思わず腰の痛みを抱えている方はしっかり検査をして治療しましょう。状態がわかれば治療方法も確定し骨の状態でどれだけ良くなるかなどの判断もできるようになります。検査と正しい治療で痛みのない日常を過ごしましょう。