保険適応について
健康保険が「使える場合」と「使えない場合」があります。
【整骨での保険適用】
整骨院で健康保険を使えるのは次の5つに限られます。
- ねんざ
- 打撲
- 挫傷(肉離れ)
- 骨折(医師の同意がない限り応急手当のみ)
- 脱臼(医師の同意がない限り応急手当のみ)
※「外傷性」で「急性または亜急性」の「出血を伴わない」けがであることが条件です。
整骨院では、上記5つ以外の場合は健康保険を使えません。
下記は健康保険を使えない例です。
- 日常生活で生じる肩こり、腰痛、体調不良、疲労など
- スポーツのあとの筋肉痛
- 病気(リウマチ、五十肩、関節炎、ヘルニア、神経痛など)による痛みや違和感など
※病気による痛みなどの場合は医療機関を受診しましょう。健康保険を使えます。
- 原因や負傷した日時がはっきりしない痛みや違和感など
- すでに治ったけがが再び痛みだしたなど、けがの後遺症
- 同じけがの部位について、医療機関の治療と整骨院・接骨院の施術を並行して受ける
- 骨折・脱臼の応急手当のあと、医師の同意なく続ける施術
- 症状の改善がみられないのに漫然と続ける施術
- 交通事故など第三者の行為によるけが(加害者が施術費を負担)
- 業務中または通勤途上のけが(労災保険適用)
【鍼灸での保険適用】
次の病気については鍼灸で健康保険がうけられます。
- 神経痛…例えば坐骨神経痛など
- リウマチ…急性、慢性で各関節が腫れて痛むもの
- 腰痛症…慢性の腰痛、ギックリ腰など
- 頚腕症候群…頚から肩、腕にかけてシビレ痛むもの
- 頚椎捻挫後遺症…頚の外傷、むちうち症など
鍼灸の保険適用につきましては、次ぎの事項にご留意下さい。
- その病気は、先に医師の治療を受けていること
- 保険で鍼灸を受けている期間、その病気についてのみ医院、病院にかかれません。他の病気の治療は受けられます。
- 同意書を書いて頂く医師は日頃かかりつけの先生がよいです。
- 最初に医師の同意を受けてから、それ以後は、3ヶ月毎に再度、同意が必要です。但し、再度の同意は同意書に記入してもらう必要は無く口頭で結構です。
- 保険の種類によっては、取り扱いが出来なかったり、患者さん本人が手続きをしなければならないものもありますので鍼灸院にお問い合わせ下さい。
施術料金の目安
(捻挫・挫傷の場合)
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1割負担 |
2割負担 |
3割負担 |
初検時 |
240円~400円 |
470円~800円 |
710円~1190円 |
再検時 |
110円~210円 |
210円~420円 |
300円~620円 |
3回目以降 |
130円~170円 |
250円~330円 |
370円~490円 |
※施術料金は、その日の状態や施術部位等によって変更する場合がございます。